「日本人は子どもの習い事から100%吸収させようとしすぎ」?!#STAY HOME 期間で考えたこと学んだこと①

月曜日に、いわゆる「駐在妻」のサポートをされているグループ主催のオンラインカフェに参加し(詳しくは以前取材もさせていただいたコチラ)、お互い今の状況について色々とおしゃべりをする中で、アメリカ駐在中&ふたりのお子さんのママである女性のお話がとっても印象に残りました。

子どもの習い事でも”真面目にがんばりすぎる”日本人?!

オンラインレッスンについて、外国人の友人から言われた一言

お子さんのオンライン授業や習い事についての話題の中で出たのが、アメリカでできた台湾人のお友達からのアドバイス。5歳のお嬢さんが習っているオンライン英会話に毎回付き添っていたそうですが、「日本人は子どもの習い事から100%吸収させようと頑張りすぎ。ある程度子どもを信頼して、レッスンは1人で臨ませた方がいい」と言われたそうです。

その後、試しにお嬢さんひとりで受けさせて隣の部屋から様子をうかがっていたところ、普段自分が横にいる時よりも自主性を持って話しており驚いたといいます。もちろんお子さんの年齢や個性によって向き不向きはあるとは思いますが、こんなやり方もあるのか!と目からウロコで、親が隣で怖い顔をしたり、プレッシャーを感じさせたりするよりも良いのかもしれないと実感したというエピソードでした。
他にも、習い事の宿題について親が質問してくるのは日本人だけ…など、色々な国籍・人種の方々と共に暮らしているからこそのお話がありました。

「オンラインレッスン、親がついていないと無理!」…は思い込み?

もともと私自身はオンラインで語学レッスンを受けていましたし、自粛期間が長引く中で子ども達の習い事もオンラインに移行するものが増えてきました。また最近、5歳の娘にオンライン英語レッスンを受けさせてその体験記事を書く仕事などもお受けしたこともあり、親子共にそれなりに色々なオンラインレッスンを受けてきました。
ただその中で感じたのは、オンラインの場合やはり途中で子どもたちの集中力が途切れがちだということ。特にピアノのレッスンなどは鍵盤の位置や楽譜が先生に見えるようにカメラの位置などをキープしたいと(勝手に)考え、結局私がずっと付きっきりでやるスタイルが定着していました。

「親が見ていない方が意外と子どもはしっかりやる」というのはよくある話。私がついていなきゃダメというのは、私自身の勝手な思い込みなんだなということ感じました。

子どもを信じて任せることの大切さを改めて実感

1人の方が、子ども本人ものびのび楽しめるのかも?

もちろん年齢が低い場合や子どものタイプに応じて、ある程度親が学びを促したり応援したりすることがは必要だと思います。でも、仮にたとえちょっと困ったことがあったとしても「子ども自身で何とかする」ことも大切な練習。親主導になりすぎることよりも、子どもを信じて任せる大切さを改めて感じました。親自身の「やるからにはちゃんとやらせなきゃ」みたいな強い想いは、行き過ぎると逆効果になるのかもしれないと自戒の念を込めて感じた出来事でした。

もうひとつ「”駐在妻”が海外で直面する問題と、自粛の今の状況は似ている?」と思った出来事については、また次回!

著者プロフィール

ライター 佐々木 はる菜
ライター 佐々木 はる菜
現在は夫の海外転勤に同行し、小学生の兄妹と共に家族でブラジル在住。集英社「LEEweb」や企業HPでのコラム連載、時事通信社「時事ドットコム」での特集記事など、女性目線・ママ目線に強いライターとして国内外のトレンドや社会的な取り組みなどを幅広く執筆。丁寧な取材に基づく等身大の体験記事、インタビュー記事、実体験をもとにしたコラムに定評がある。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」についての発信がライフワーク。著書にkindle「今こそ!フリーランスママ入門」。

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