南米アマゾン家族旅行!持ち物・宿泊先・ベストシーズン・スケジュールなど子連れでも楽しめた旅の様子をレポート

「今回の家族大冒険の場所は、南米「アマゾン」!

「ここで迷ったら、生きて帰れないかもしれない……!」

アマゾン河の様子

南米滞在中、家族で絶対に行きたいと思っていたアマゾン河。
言わずと知れた世界最大規模の河で、ブラジルだけでなく、ペルー、コロンビアと3つの国を流れており、全長は約6500km!


ジャングルの奥にあるロッジに泊まり、現地での移動は基本的に小さなボートという、まさにリアル「ジャングルクルーズ」。

熱帯雨林の中を探検し多様な動植物や昆虫に圧倒されたり、イルカと泳いだり、ピラニアを釣って食べたり……。

大冒険でしたが、小学生の子ども連れでも安心して楽しむことができ、ジャングルのど真ん中ながらロッジでの滞在は意外に快適でした。

飛行機の窓から「本物のアマゾン」を見て興奮する小学生兄妹
飛行機の窓から「本物のアマゾン」を見て興奮する小学生兄妹

今回も我が家のリアルな旅の様子をお届けしつつ、準備や持ち物のポイント、気候、おすすめの体験などをお伝えします。
これからアマゾンを旅する皆さんに、何か少しでもお役に立てばうれしいです!

スケジュールやツアーのポイントは?おすすめはジャングルロッジでの滞在

公共交通機関はなく、ツアー会社への相談がマスト

アマゾンへは公共の交通機関はなく、現地では基本的にボート移動。アマゾナス州の州都マナウスからツアーに参加する形で、私たちはマナウスの日本人が運営されている旅行会社に全てお任せしました。

現地に行くまではなかなか時間がかかります。

私たちは当時住んでいたアルゼンチン・ブエノスアイレスからブラジルへ。友人家族に会うために前赴任地だったブラジルのサンパウロで1泊し、翌日ブラジリアで飛行機を乗り継ぎマナウスへ。
そしてマナウスの空港から、車でロッジに向かうボート乗り場へ向かいます。

マナウスの空港から、ボート乗り場へ向かう車中

オススメ滞在先はジャングルロッジ!アクセスは小さなボートのみ…

ロッジに向かうボート乗り場小屋の様子

せっかくアマゾンに行くならば、ゆっくり楽しむためにもジャングルロッジへの滞在がおすすめ。

浅瀬のようなところから小さなボートに乗るのですが、その道(川?)中は本当にジャングルのど真ん中!
まさにリアル「ジャングルクルーズ」体験でした。

アマゾン河のボートに乗る子どもたち
ボートに乗る様子
気分はジャングルクルーズ!

非常にワイルドな施設もあるようですが、私たちが泊まったロッジは、施設は清潔で冷房や水、Wi-Fiもしっかり完備されていました。

宿泊したロッジの看板
宿泊したロッジのロビー
ジャングルが見える気持ちの良いロビーにはウェルカムフルーツやドリンクも
宿泊したロッジの受付建物
ロッジの部屋入口
ロッジでいただいたブラジル料理
ロッジでいただいたブラジル料理も美味しく、特にフルーツがおいしかったです!

旅行のスケジュールは?

ロッジからのアマゾン川の景色
ロッジからはアマゾン川の景色を堪能できました!
ロッジ内の娘のお気に入りスペース
娘のお気に入りスペース

私たちは、アマゾンのロッジに2泊、そして最終日にマナウスに戻り観光をしつつ1泊というスケジュール。
マナウスでは、ネグロ川とソリモインス川が合流し、川の真ん中で水の色が変わる「二河川合流地点」なども観光しました。

ベストシーズンは?季節と気候の特徴

雨季と乾季に分かれているアマゾン。カヌーでアマゾン河支流に入ってさまざまなアクティビティを楽しむため、一般的には「水位が高い雨季の方がより奥地に入り込める」と言われており、3~7月が高水位期で最大となるのは6月。

アマゾンの河の水位の様子
雨季は、写真上部の建物あたりまで水位が上がるそう!

ただ、雨季と乾季であまりに風景が変わるため「両方の時期を訪れて初めてアマゾンを語ることができる」というほど、どちらにも魅力があると言われているそう。

ちなみに私たちは年末12月に訪れましたが、大満足の体験をすることができました。
参考までに、天気を心配する私の相談に対して答えてくださった、現地在住歴の長い旅行会社代表方のご意見を載せておきます。

12月のアマゾンも悪くありません。例えば当に今のアマゾンは、かっかと照る太陽で暑さのピークでうだるようです。これもアマゾン。

今の時期は1週間くらい雨が1滴も降らないということが良くあります。

12月は雨期が始まっています。晴れるときは晴れてうだるような暑さになることもありますが、ほぼ毎日、どこかの時間帯で雨が降ります。雨の降るジャングルも良いものです。(ちなみにうちの娘は「雨が好きだ」と公言しています。雨期の気候は比較的体にも優しいので、その点でもお勧めできます。

アマゾン旅行の持ち物と服装

湿度対策&多種多様なアクテビティ

ジャングルを歩く後ろ姿

基本的に気温と湿度が高い場所で、アクティビティの内容もボートに乗ったり熱帯雨林の中を歩いたりと汚れることが多い。
服を洗って干してもなかなか乾かないほど湿度が高いため、速乾性のスポーツ系ウェアは大活躍。

またジャングルの中を歩く際は長袖・長ズボン、帽子、歩きやすい靴が必要です。


一方で川の近くやボート内などでは足元を中心に濡れることも多いため、歩きやすいサンダルとスニーカーの2足持ちがおすすめです。

ボートに乗る子どもたちの様子

また虫除けや日焼け対策も必須。特に虫除けは日本のものでは効かないこともあり、肌の強さや体質にもよりますが、現地で調達するのもひとつの手だと思います。

南米旅行全般で活躍する、私の必需品5つ

海外転勤中に南米各地を旅した我が家。
一言で「南米」といっても土地も気候も千差万別ですが、地味なようで毎回旅先で大活躍してくれたアイテムをご紹介します。

ちなみに南米では、一流ホテルと呼ばれるところでも歯ブラシセットやティッシュは置かれていないことがほとんど。
日本のホスピタリティはやはり素晴らしいなと感じます。

  1. ティッシュ&ウェットティッシュ(特にソフトパックタイプのボックスティッシュ)
  2. 歯ブラシセット(ホテルにないことが多い)
  3. S字フック(トイレなどでの荷物掛けや壊れた鍵対策に便利)
  4. 部屋用ビーチサンダル(スリッパ代わり&濡れても安心)
  5. 日焼け止め/保湿剤/UVリップ(強い日差し対策)

盛りだくさん!アマゾンでのアクティビティ

アマゾン河クルーズ中の子どもたち

他ではできない体験が数多くあるアマゾン。

好みもあるとは思いますが、ツアーなどを活用し是非なるべくたくさんの経験を楽しんで欲しいというのが素直な感想です。

当時小学校5年生と3年生だった兄妹も一緒に体験したアクテビティ、簡単に紹介していきます!

ピラニア釣り

牙をむくピラニア

「人を食べる」というイメージのピラニア。そして餌には生肉を使うため、最初のうちは娘はかなり怖がっていました。

しかし、ガイドさんたちの的確なアドバイスもありどんどん釣れるため楽しく、30分経つ頃には、自分で釣り針に生肉をつけて釣り糸を投げ入れ、ぴぴっと振って位置を調整する別人のような娘の姿が……その堂々たる様子に大笑いしてしまいました。

ピラニア釣りをする子どもたち

途中で雨が降ってきましたが、子どもたちの希望もありポンチョを着て続行。1時間ほどで家族4人で70匹近く釣れたと記憶しています。

釣ったピラニアを料理してもらった子どもたち

ちなみに釣ったピラニアは一部持ち帰り、夜レストランで調理してもらいました。カレイの唐揚げみたいな感じで美味しく、「ピラニアを釣って食べた」というのは、未だに子どもたちのちょっとした自慢です。

河沿いでもさまざまな動物と遭遇

滞在中はさまざまな動植物に遭遇しましたが、一番怖かったのが意外にも小さなサルたち。一匹一匹は可愛いサイズなのですが、ガイドさんがご厚意で用意してくれたバナナめがけ、木をつたって20匹以上が押し寄せ大騒ぎ。
私も鳥肌が立ちピラニアよりよっぽどゾッとしてしまったし、娘は絶叫して嫌がっていました。

サルに近寄られる家族
『エルマーとりゅう』を思い出しました……

普通にボートに乗っているだけでも、見たこともないようなカラフルな鳥や珍しい蝶々なども次々と現れます。暗くなってからのワニ観察ツアーもおすすめ!暗闇で冷たく光る目の鋭さは忘れられません……

ピンクイルカとピラルク釣り

アマゾンで有名なピンクイルカとも一緒に泳ぐことができました。
ただ……夢を壊すようですが、頭付近は岩などにぶつかるせいで傷だらけだし、目には迫力がありすぎる。野生だからこそなのですが、結構怖い。

そして一緒に泳ぎながら体当たりされるため、かなり痛い。

ピンクイルカに餌付けする様子

またもや娘は怖がって近づかず、息子もなんとなく遠巻きに見ているので、私と夫がメインで餌付け体験をしました。

イルカと泳げた体験はもちろんですが、私はあのアマゾンの河に全身入って泳げたこと自体も貴重に感じられました。

ピラルク釣り

学生時代に、資料集などで見たピラルク。平均で体長3メートルほどに成長し、大きいものでは5メートル、体重200kgを超えることもあるそうです。

釣り堀内にいるピラルクを釣る体験ができるのですが、

夫すら引き込まれないか心配になるような激しさ。水飛沫だけでビショ濡れに…
ピンクイルカもピラルクも、どちらも河の中に浮かぶロッジのような観光施設で体験しました。

ピラルク釣りの様子
あまりの力強さに、太い釣り糸が何度も切れてしまいました

ちなみにホテルの夕飯時、私たちが釣ったものではないのですが、スープに入って出てたピラルクもいただきました。
見た目も食感も白身魚のような感じで、なかなか美味しい。
ただ皮が10mm以上と厚く、鱗もヤスリなどとして使われるほど硬く、調理するのは大変とのことでした。

ジャングルトレッキング

2~3時間ほどかけてジャングルの中を探検したことも忘れられない体験です。蒸し暑い中を歩くのでもちろん汗だくにはなるのですが、凡人の私でも雄大な森林のパワーを強く感じ、なんだか背筋が伸び気持ちが晴れやかになるような、まさに身も心も洗われるようで不思議と気持ちがよかったです。

ガイドさんと子どもの写真

現地のガイドさんは最初鉈のようなナイフ片手に登場。家族一同かなりビビりましたが大変優しい方で、植物でさまざまな作品を作って頭に載せてくれたり、珍しい動植物や昆虫をたくさん紹介してくれました。

一番腰が引けたのは本物のタランチュラ(敢えて写真は載せません)。
私は虫が得意ではないので逃げ出してしまうかもと身構えていたけれど、あまりの大きさに見入ってしまい、夜夢に出てきたらどうしようと怖くなりました。

ジャングル内の美しい木

また薬やアロマ、香水のもととなっている樹木も数多くあり、例えば有名な「サロンパス」のもとになった植物はまさにあの匂い!シャネルの5番のもとになった木の香りも楽しませていただきました。

ジャングル内で出会った白い梟

そして最も心に残っている出会いは、散策も終盤に近づいた頃に、白い梟が私たちを先導するように現れたこと。

「もしかしたら怪我をしているのかもしれないが、こんな風に人の近くに来ることは珍しい」とガイドさんも驚いていました。

月並みな表現ですが神様の使いのように思え「ここに来させてくれてありがとう」と心の中で何度も御礼を言いました。

サンライズツアー

アマゾン河のサンライズツアー

たくさんの素晴らしい光景を見たアマゾンですが、今でも鮮やかに目に浮かぶ忘れられないシーンが、ボートの上から見た朝焼けです。

アマゾンの夜明けを見る子どもたち

夜明け前の真っ暗な中でボートに乗り込み、まだ眠っているしんとした熱帯雨林の中を抜けて視界の開けた河に出る。最初は暗く、その後は青い光に閉じ込められたような静かな時間が訪れ、少しずつ空にオレンジ色や黄色の分量が増え、刻々と形を変える雲がはっきり見えるようになる。

そして日が昇ると突然周りがカラフルになり、光と音と匂い全てが濃く強くなり、たくさんの生き物の気配を感じました。

ジャングルが活気づき、世界が目覚めたような瞬間でした。

夜が明けた様子

「アマゾンには、生きていくのに必要なすべての物がある」

自分の価値観が揺さぶられる場所

アマゾンの夜明けの太陽

今回の旅の中で印象的だったのが「アマゾンには生きていくのに必要なすべてのものがある」という言葉です。
生きるために必要な食べ物や水、そして人々の病気や傷を癒す薬となる植物もある。実際にアマゾン河流域には数多くの先住民が暮らしており、独自の昔ながらの生活文化を守っているそうです。

環境問題が叫ばれるようになって久しいですが、生物多様性の宝庫であると同時に、地球上の二酸化炭素を吸収し酸素を放出する重要な役割を担っている場所でもあります。

ジャングルトレッキングの様子

実際にアマゾンの自然の中に入らせてもらうと、「ここで迷ったら死んでしまう」というような自分の無力さ非力さを感じました。

幼い頃から熱帯雨林の消失は環境問題として耳にしていましたが、「この場所をなくしてはいけない」と本能的に思いました。

私がこれまで生きてきた間ずっと、ここでは日々この雄大な自然が季節と共に移り変わり、美しい光景が繰り返されている。そのことがなんだか衝撃でした。

アマゾン河を眺める親子
アマゾン河を渡る親子

ほんのいっとき観光客として訪れただけではあるのですが、それでも現地で過ごし、現地の空気や自然を感じることで、自分の価値観が揺さぶられような場所だと思います。

きっと、この場所で感じたことは、これからもふとした瞬間に思い出すのだと思います。
もしアマゾンへの旅を検討している方がいらしたら、是非足を運んでみて欲しい。

そしてその際に、この記事が少しでも役に立ったら嬉しいです。

著者プロフィール

ライター 佐々木 はる菜
ライター 佐々木 はる菜
フリーランスライター・コラムニスト。
暮らし・子育て・社会テーマを中心に、取材・執筆を行っています。

集英社「LEEweb」、時事通信社などで連載中。
生活者の実感に根ざした言葉を大切にしています。
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