いくつもの変化の中で、静かに立ち止まったひと月/人生の手触りメモ4月

月に一度、その時の自分の感覚や、
ふと心に残った出来事をメモするように綴っていきます。

この4月は、我が家も含めて「新生活」を迎える家族が多く、自然と集まり、顔を合わせて話す機会が増えた。

新生活の立ち上げで慌ただしい日々ではあったけれど、その分、家族と向き合う時間も増え、新中2となる息子と共に引っ越しの手伝いに出かけるなど、思いがけず穏やかな時間が流れていた気がする。

新小6娘の学校のPTAでは、わりと大きなお役目を引き受けることになり、最初は戸惑いもあった。
けれど実際に関わってみると、新しい出会いがあり、少しずつ緊張がほどけ、その場の時間を楽しめるようになっていく感覚もあった。
そんな日々の中で、いつもとは少し違う人との関わりや時間の流れに触れていた4月だったと思う。

同じ誕生日である、私の父&私の長男をサプライズ合同お祝い

一方で、仕事は思うように進まない場面もあった。
自分の力不足を感じることもあり、少し立ち止まるような時間でもあった。

そんなタイミングで、これまでのご縁から発表会やイベントに足を運ぶ機会が重なった。
外に出て、普段とは違う空気に触れる時間が増えていった。

その中で、印象に残っている出来事がある。

あるイベントで出会った一杯のコーヒーと、その場で聞いた言葉だった。

「インプットを増やし、挑戦を続けること」
「同じことの繰り返しでは、新しいものは生まれない。異なる分野に触れることがインスピレーションにつながる」

とてもシンプルな言葉だったけれど、最近の自分の感覚と、どこかで重なっていた。

大切な部分で立ち止まってしまったり、目の前のことに追われたりする日々ではあったけれど、外に出て、違う分野に触れ、人と話すことで、少しずつ自分の中が整っていくような感覚があった。

そうして少しずつ整ってきたタイミングで、
ずっと気になっていたことにも手をつけることができた。

ホームページやプロフィールの見直し。
後回しにしていたことに、ようやく向き合えた時間でもあった。

そしてもう一つ。

以前、途中まで書いて消えてしまい、そのまま手が止まっていたアマゾンのガイド記事も、このタイミングで書き上げた。

書き始めてみると、不思議とあのときの空気や湿度、音の重なりが、思っていた以上に鮮明によみがえってきた。

アマゾン河を眺める親子

たった数年前のことなのに、びっくりするくらい幼い子どもたちと一緒に過ごした時間。
そして今の姿。

当たり前のように過ぎていく日々の中で、少しずつ、でも確実に変わってきた時間の重なりを、あらためて感じた。

流れていく日々の中での、家族でのふとした会話や、笑い合う瞬間。
そうした何気ない時間のひとつひとつを、以前よりも少しだけ、深く味わえるようになってきた気がしている。

これまでの積み重ねがあったからこそ、
今、目の前にある当たり前の時間が、静かに輪郭を持ち始めているのかもしれない。

そして、アマゾンのことを書いているうちに、
なぜかひとつの光景を思い出した。

ジャングルの中で出会った、白い梟のこと。

なぜあの場面だけが、こんなにも強く残っているのか、うまく説明はできない。
でも、あのとき確かに感じたものが、今も静かに自分の中に残っている。

そのことを、もう少し言葉にしてみたくなった。
どんなふうに形にするか、もう少し考えてみたいと思っている。

著者プロフィール

ライター 佐々木 はる菜
ライター 佐々木 はる菜
フリーランスライター・コラムニスト。
暮らし・子育て・社会テーマを中心に、取材・執筆を行っています。

集英社「LEEweb」、時事通信社などで連載中。
生活者の実感に根ざした言葉を大切にしています。
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