家族で朝まで本場リオのカーニバル体験!チケット、注意点、当日のスケジュールなど楽しむための3つのポイントも

リオのカーニバルを子どもたちと共に体験!

リオが1年で1番熱狂する日

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毎年2月頃に行われる世界的に有名なサンバの祭典「リオのカーニバル」。
夫の海外転勤で現在ブラジルサンパウロ在住の我が家、一生に一度の思い出ということでカーニバル時期のリオデジャネイロを旅してきました。

この時期はリオが1年で1番熱狂する日ですが、小学生の子ども達と一緒でも安全に楽しく観光でき、家族で本場のカーニバルも楽しんでくることができました。
我が家の旅の様子を通して、リオのカーニバルをレポートします!

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リオのカーニバルを楽しむための3つのポイント/移動手段や座席など

そもそも「リオのカーニバル」って?

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カーニバルというのは実はコンテスト形式で、期間中は様々なグループが音楽や衣装、踊りを競い合います。

ガイドさんなどの説明によると、もともとはキリスト教の四旬節に入る前に行われたカトリックのお祭りで、ブラジルでは最初はブロッコと呼ばれる小さなグループが音楽や踊りを楽しんでいたそうですが、やがてそのブロッコ同士がダンスや音楽、衣装などを競い合うようになり、今のカーニバルの形に発展していたそうです。

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この時期は街の色々なところで出くわす、音楽と共にみんなで踊る「ブロッコ」と呼ばれる集団。すごい人数です!

期間中は各地様々な場所でパレードが行われますが、今回はリオ・デ・ジャネイロのメイン会場で最高峰のパレードが見られるスペシャルグループの開催日に、間近で演技を見られる指定席で楽しむことができました。

ポイント①カーニバルはツアー参加がマスト!

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カーニバル中は世界中から観光客が押し寄せるため飛行機やホテルの予約も含めて個人で行くのはかなり難しいと言われています。

一番安心なのは旅行会社のツアーに参加することで、我が家も前年の10月頃から問い合わせを始めました。例年は11月になるともう遅いという状況なのだそうですが、まだコロナの影響があるため良いスケジュールを抑えることができました。

この時期はホテルの宿泊費などもかなり値段が跳ね上がるので、ある程度覚悟して臨んだ方が良いかもしれません。

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カーニバルが行われるのは「サンボドロモ」。リオオリンピックのマラソンの発着地点にもなったそうで、全長約700メートルの大通りのような会場です。

その道を、ひとつで数千人にものぼる各チームが、日本の祭りの山車のような大きく豪華な山車を率いて、ダンスや音楽、衣装などを競いあります。

ポイント②日程や観覧席の特徴を把握!/我が家はボックス席(フリーザ)で

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迫力のダンス!!

カーニバルとして世界的にニュースなどで取り上げられることが多いのは、サンバ界最高峰とされる「スペシャルグループ」がパレードを行う2日間のことで、1日に6チーム、2日間で12チームが演技を披露します。

スペシャルグループの下にはグループA~Eまでカテゴリー分けされており、各グループの最下位と優勝チームが入れ替えが行われるのだとか!これらのランクのパレードの方がやはりチケットは取りやすいそう。

ちなみにカーニバルが終わった週末に上位チームのチャンピオンズパレードが行われるそうで、実はカーニバル期間中よりは空いているため狙い目なのだとか。

間近の1階席か、広く見渡せる2階席か

座席は大きく2種類あり、カーニバルを間近で見られる1階のボックス席と全体が見渡せる2階の席があります。

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手前がボックス席、奥に見えるのが2階席です。

我が家は一生に一度の機会ということ、そして子連れでもあったため「フリーザ」と呼ばれるボックス席を選びました。
チケットなどをしっかりチェックされるため、特にボックス席周辺は比較的安全。

特に、インターナショナルエリアとも呼ばれているセクター7とセクター9という場所は英語が喋れる係の人が常に巡回していて安心感もあり、我が家と同じように子連れのご家族の姿も多く見かけました。

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人の何倍もある大きさの、巨大な人形(?)がついた山車も!全て動きます。しかも手動!!笑

特にセクター9は審査員席の目の前で1番パレードを盛り上がる場所だそうで、確かに初めから終わりまで、客席もダンサーたちもまさに熱狂!

③会場への行きかえり手段は?夜中でも大丈夫?

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夜22時ごろスタートするカーニバル。
多くの観光客はツアーに参加しているため、18時ごろから各ホテルをツアー会社のバスが周りお客さんを乗せて会場に向かいます。
娘は露店で仮面を買い、普段ならば眠い時間ですがゴキゲンでした。

行きのバスは予約が必要で、私たちは20時ごろのバスを選びましたが、会場までの道が混んでいたり、現地で飲み物や軽食を買ったりもできるため、丁度良かったと感じています。

帰りのバスに関しては、1日6チーム出場しますが、ひとチーム終わるごとに指定場所に帰りのバスが迎えに来てくれえて、係の人に自分のホテルを告げるとそこまで送ってもらえるというスタイルでした。
会場とホテル直結の送迎なので、子連れでも負担なく過ごすことができました。

家族で夜明けまで楽しく参加!一生に一度の想い出に

1チームは数千人!迫力のステージ

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パレードが始まると巨大なステージが会場中央の通路を順番に通り、その上と周りでダンサー達が華やかな踊りを披露します。音楽はだいぶ違いますが、日本人は日本の祭りや山車を連想する方も多いのではないかと感じました。

最初私は一つの山車が1グループかと思っていましたが、1チームは数千人にものぼり、一つの演目に5~6台の山車が通ります。

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朝まで参加し、子どもたちにとっても一生の想い出に!

山車の中には紙吹雪を撒き散らしたり、ダンサーの方が上からボールや風船を客席に向かって投げたりするようなパフォーマンスもあり、子どもたちはどうにか受け取ろうと必死!

カーニバルは夜中まで続くため途中でウトウトしていた時間帯もありましたが、子ども達も声をあげ踊り、明け方までパレードに参戦。

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客席にもこれからご出演ですか?というぐらいゴージャスな仮装をしている方々もいて、パレードが始まる前からみんな音楽に合わせてノリノリで踊っていました。

お客さんの中にもパレードの山車の上でも、おじいちゃんおばあちゃんの姿も多く見かけ、皆さん元気に楽しそうに踊っていた姿が格好良く、印象的でした。

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子どもたちにとっても忘れられない想い出に!!
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かなり高齢の方もダンサーとして楽しそうに踊っていてびっくり!

本当に老若男女みんなが心から楽しんでいて、私も子どもたちと一緒に明け方まで踊ることなんてもうないかもしれず、色々な意味で忘れられない経験になりました。
私たちは6チーム中4チームまで観ましたが、それでもホテルに戻ったのは明け方5時前でした。

子どもたち、初めて朝まで遊んだ場所がリオのカーニバルなんてかっこいいぞ!笑

著者プロフィール

ライター 佐々木 はる菜
ライター 佐々木 はる菜
現在は夫の海外転勤に同行し、小学生の兄妹と共に家族でブラジル在住。集英社「LEEweb」や企業HPでのコラム連載、時事通信社「時事ドットコム」での特集記事など、女性目線・ママ目線に強いライターとして国内外のトレンドや社会的な取り組みなどを幅広く執筆。丁寧な取材に基づく等身大の体験記事、インタビュー記事、実体験をもとにしたコラムに定評がある。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」についての発信がライフワーク。著書にkindle「今こそ!フリーランスママ入門」。

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