ウユニ塩湖旅行の準備・持ち物ポイント/必需品17選や高山病・気温など注意点【2024年最新】
2024年2月、夫婦 & 小学生兄妹2人の4人家族でウユニ塩湖へ旅してきました。
その感動や体験談を書いた記事を、連載中の集英社LEEwebやyahoo!ニュースなどでも取り上げていただき、ブログやnoteではウユニ塩湖での写真撮影についてまとめた記事にたくさんの反響をいただいています。
私の記事をテーマにnoteを書いてくださった方もいらっしゃり、読んでくださった皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます!!
感動!ウユニ塩湖の旅/プロカメラマンに聞いた写真撮影のコツ、ベストシーズン、高山病などリアルレポ(LEE) – Yahoo!ニュース
ウユニ塩湖で写真撮影を成功させるヒント25選/天気、季節、プロカメラマン直伝のトリックアートや動画アイデア【2024年最新】
そんな中でご要望も多くいただき、今回は服装や持って行って良かったものなど、具体的な準備のポイントについてまとめてみました!
もくじ
服装と持ち物/プロでも迷う、ウユニならではの事情
赤道近くの高地!晴れなら強烈日光、雨風なら体感温度0℃近くにも…
荷物を準備する際にまず悩ましかったのが、現地の変わりやすい天候と寒暖差の激しさです。
ウユニ塩湖の季節は、雨季と乾季に分かれています。
雨季の1~4月は塩原の表面に水が張って「天空の鏡」と呼ばれる美しい水面が現れ、空や景色が映りこむ幻想的な写真を撮影することができます。

私たちが訪れた2月の気温は最高15℃、最低5℃程度。
ウユニの標高は富士山と同じ3700mで気温は低いのですが、赤道近くの高地なため直射日光は強烈!
そのため晴れていると暑く、半袖でも汗ばむほど。
しかしひとたび雲が出たり雨が降ったりすると気温は下がり、風が強いと体感温度は0℃近くになるとも言われています。
飛行機の預け荷物が届かなくても免責条項?!

そしてもう一つ困ったのが、ウユニ塩湖のあるボリビア国内線の荷物制限です。
国内線では預け荷物20kg・手荷物5kgまで、さらにウユニ便では大きさも制限があり20cmx25cmx30cmと日本の国内線よりもかなり厳しい。
さらには「天候や機体の調子によりそれ以下の重量であっても積み込めない場合があり、荷物が届かない場合も免責条項」と言われました。
ええっ……
判断が難しく、今回お願いしたウユニ旅行に特化した旅行会社の方にも相談しましたが、具体的なアドバイスはプロでも悩ましいよう。
荷物制限に加え、標高が高いウユニでは重い荷物を運ぶだけでも体に負担がかかるため、最終的には各自の判断でなるべく必要最小限の持ち物でという返事でした。
実体験をもとにした、ウユニ旅の服装ポイント
これまでの南米旅の経験も活かし私が選んだのは、とにかく温度調節のしやすい服装。
具体的には、上下ヒートテック、半袖か長袖Tシャツ・薄手長袖シャツ、スウェットパーカにマウンテンパーカを重ね、首には旅行時のマイ定番”おしゃれ手ぬぐい”を巻き(日焼け&温度調節+差し色に)、つばのある帽子とサングラスというスタイルでした。
そして更に寒いとき用に、フリースをリュックに入れておきました。

悪天候の日や夜間はかなり寒いのですが、塩湖で塩まみれになってしまうこともあると言われ、厚手ダウンは持って行きませんでした。
現地でも着ている人は見かけなかったです。
ウユニ家族旅行、持って行って良かった持ち物17選
限られた荷物で、気温差と日焼け対策がポイント
では、実際に持って行って役立ったものをご紹介します!
①防寒肌着(ヒートテック)
陽射しが出た時は息子は半袖で遊んでいましたが、曇って風が吹くと本当に寒い。かさばらず、汗も吸ってくれるヒートテックはとても便利で、星空観賞など夜間用に「極暖」シリーズも持って行きました。
②マウンテンパーカー
南米旅で大活躍しているPatagoniaとColumbiaのパーカーは、軽くて保温性と防水性もあり、気温変化の激しいウユニ旅でも重宝しました!
あまり薄いものより、ある程度しっかりしたブランドのものを持って行くと良いと感じます。
③薄手の長袖
体温調節 & 日焼け対策
④カイロ
我が家は忘れてしまいましたが、かさばらず保温効果の高いカイロを持って行けばよかったと後悔。

⑤日焼け・防寒対策スカーフなど
上記でも触れましたが、日焼け対策や温度調節に役立つおしゃれ手ぬぐいは私の旅の定番持ち物です(上記写真、わかりにくいですが首元に巻いています)。暑い時は汗も吸ってくれ、洗って干せばすぐ乾き、空気が悪い時には口を覆うなど、大活躍。手放せません!
⑥日焼け止め(UVリップ)
⑦帽子
⑧サングラス
⑨保湿グッズ
老若男女問わず日焼け&保湿対策はマストだと思います。
噂通りの強烈な日差し。
そして乾燥もひどく、旅行の間は家事をしてないのにも関わらず、指先がカサカサでささくれ続出。さらに日焼けもするせいか、夫も子ども達も肌に赤みが出たり荒れたりしていました。
マチュピチュでの反省を活かし今回はUVリップも持参しましたが大正解!
帽子に関しては、個人的には耳や首が隠れるつばのあるものがおすすめです。
⑩厚手の靴下
水の張った湖面を歩く際に長靴が必要ですが、ツアー会社が用意してくれることがほとんどで、こだわりがない場合は持参する必要はないと思います。
防寒対策と長靴を履く時間が長いことから、靴下は厚手ものをおすすめします!
ウユニとラ・パスならではの必需品!写真グッズと雨具
⑪トリックアートグッズ
ウユニ塩湖の旅の大きなポイントの一つは、やはり「写真」!
服装や写真のアイデアやグッズなどは、こちらの記事に。
⑫雨具(折り畳み傘)
ウユニ塩湖では雨具は必要ないと言われました。
雨が降った場合は車などで待機することがほとんどで、防雨対策はマウンテンパーカーなど防水の防寒具で充分との理由。
しかし、経由地として降り立つことが多いボリビアの事実上の首都ラ・パスも観光する場合は、折りたたみ傘などがあると良いと思います。
ラ・パスも天気が変わりやすく雨が多い土地で、私たちは傘がなくかなり困ってしまいました……

南米旅行の必需品
⑬ティッシュ
⑭ウェットティッシュ
⑮歯ブラシセット
これまでの南米旅行記事にも書いてきましたが、南米は一流ホテルと呼ばれる場所でも歯ブラシセットやティッシュは置かれていないことがほとんど。
普段でも遠出する場合は必ずティッシュを多めに持ち歩いています。
日本でよく売っている、エコタイプのビニール包装のティッシュはとても便利!そしてウェットティッシュも多めに持って行くと安心です。
⑯S字フック
⑰ビーチサンダル
海外のトイレは扉に荷物かけがついていなかったり、鍵が壊れていたり……
そんな時にS字フックがあると、鞄かけや鍵の替わりに使うことができます。
そして海外のホテルは日本の様にスリッパがない場合も多く、部屋でくつろぐ際にビーチサンダルがあると◎!
濡れても大丈夫なため、お風呂上がりでも気兼ねなく使うことができます。
リッチな海外旅行の場合は必要ないかもしれませんが(笑)、地味なようで毎回旅先で大活躍してくれるこれらのアイテム、おすすめです。
夫が食あたり&高山病で-4kg!薬は?注意点は?
高山病の薬は現地ならば薬局で買える
標高約3,700mのウユニ塩湖では、ちょっと動いたり大声を出したりすると息切れします。

私と子どもたちは元気でしたが高山病になってしまう方も多く、今回は夫が食あたりも重なって滞在中だけでなんとマイナス4kg!(平地に戻るとすぐ体調も体重も戻りました)
せっかくここまで来たからと、ガイドさんの力も借りながら子どもたちも含めて家族で協力し、なんとか塩湖まで一緒に行き、それなりに写真なども撮影でき一安心。
ただこれまでの南米旅で家族がここまで体調を崩したことはなく、ずっと高地にいることは体力的にもなかなか大変なのだと実感しています。
ちなみに南米に来るまで馴染みがなかった高山病の薬ですが、現在我が家が住んでいるアルゼンチンやボリビアでは薬局で購入することができます。
服用すると手がちょっとしびれたりするため、各自判断が必要だと思いますが、我が家は先輩駐在ファミリーのオススメを購入し、子どもたちも含め飲みました。
その他:現地通貨ではなく、アメリカドルを持参
観光地ではドルがあればOK、不安なら少額現地通貨を
今回の旅行では現地通貨のボリビアーノには両替せず、アメリカドルを持って行きました。
入店時に確認が必要ですが、観光地ではほとんどアメリカドルかクレジットカードで買い物や食事をすることができ、チップもドルで大丈夫でした。
ただ着いてすぐ、車で移動中に水を買おうとした際はドルが使えず少し困りました。その時はガイドさんが換金してくださいましたが、不安な方は少額持っておくと安心かもしれません
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南米に来てから10都市以上旅行し色々とまとめてきました。
今いらしていただいているブログ内や、noteのマガジンでも好評をいただいています。

その中でもウユニ塩湖は確かにハードな旅ではありましたが、でもやっぱり、行って本当に良かったと感じています。
皆さんの良き旅に、我が家の体験談が少しでもお役に立ったら嬉しいです✨
著者プロフィール

- 株式会社リクルート等を経て、結婚・出産を機にライターへ。現在は集英社の人気女性誌のwebサイト『LEEweb』でのコラム連載や日本有数のニュースサイト時事通信社「時事ドットコム」 での特集記事など、女性目線・ママ目線に強いライターとして暮らしや子育て、旅、国内外のトレンドから社会的な取り組みまで幅広く執筆。丁寧なリサーチ・取材に基づいた等身大の体験記事、インタビュー記事、実体験をもとにしたコラムに定評があり、企業サイトでのコラムやPR記事、編集業務などにも携わる。著書にkindle「今こそ!フリーランスママ入門」。夫の海外転勤に同行し2022年より家族でブラジル・サンパウロ、その後アルゼンチン・ブエノスアイレスで生活。
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