家族でリオ・デ・ジャネイロ旅行!カーニバル時期の街の熱狂&コパカバーナビーチをレポート/楽しむコツなど

カーニバル時期にリオ・デ・ジャネイロへ家族旅行!

子連れでのリオ観光をリアルレポート

昨年から夫の海外転勤でブラジル・サンパウロに住んでいる我が家ですが、なんと4月から今度はアルゼンチン・ブエノスアイレスへ住むことになりました!

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年末にたまたま旅していたブエノスアイレス。素敵な街でしたが…辞令はいつも突然…

私と子どもたちの渡航はコロナ禍で約2年延期し(これまでの変遷はコチラ)、やっと家族揃って楽しく過ごしていたところ、8か月経たないうちにまた違う国へ…
そんな心身ともに慌ただしい中ですが先日、カーニバルを観にリオ・デ・ジャネイロへ行ってきました。

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カーニバル期間は「カルナバル休暇」と呼ばれる大型連休に!

間近で観ることのできたパレードはもちろん、ブラジルと言われ思い浮かべる方も多いコルコバードの丘に建つキリスト像といった観光はまさに一生に一度の経験。

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世界的にも有名なリオのカーニバルはもちろんですが、何より街じゅうに溢れる華やかな仮装をした人々の湯気が出そうな熱気を体感できたことが一番心に残っており、私がこれまで感じてきたブラジルという国の良さが凝縮された旅でもあったと感じています。

面白かった印象的な出来事や驚きをご紹介しつつ、家族でリオを楽しむポイントをご紹介します。

▼カーニバルレポートやオススメのお店・お土産などリオの旅についてははコチラからも

↓LEE連載【駐妻ライター佐々木はる菜の 海外で見つけた「暮らしのヒント」Vol.9】

〇オススメのお店・ホテル・お土産・スケジュールなど 

リオ・デ・ジャネイロお店・ホテル・おみやげ・ブラジルグルメ情報/gilsonmartins・Sobral・Havaianas

熱狂に包まれるリオの街をリアルに体験

リオに降り立ちまず感動したのが、遠くに本物のキリスト像が見えたこと!

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ブラジル人はセルフィー大好き!みんな飽きずに色々な場所で思い思いに写真撮影をしており、その姿を眺めているのも楽しい。キリスト像の前では、お決まりの手を広げたポーズのほかに、今はこうやって写真を撮るのが流行っているそう!家族4人全員で真似しました(笑)

そしてその興奮冷めやらぬまま迎えバスに乗り街へ出ると、様々な姿に仮装した人たちが街の至る所に溢れていました。言うなれば、ハロウィンの渋谷スクランブル交差点がそこら中にある感じ!

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上の写真はこの時期、街の色々なところで出くわす「ブロッコ」と呼ばれるグループ。音楽と共にみんなで踊る集団で、今のカーニバルの原型でもあるのだとか!

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そしてこちらの写真は、車内から海岸沿いに集まる人々を撮った写真。文字通り、ビーチがぎっしり…。

そんな大騒ぎの中、まずはリオの名所を二日に渡って観光しました。

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遠くから見た時はもちろんですが、間近で見ると迫力!雲に隠れて見えない時も多いのだとか。

キリスト像、ポン・ジ・アスーカル、セラロン階段や大聖堂…これまで本やテレビなどでしか見たことがなく、私の場合は夫の海外転勤でブラジルに来なければ実際に訪れることはできなかったであろう景色を次々と目の当たりにして夢のようでしたが、やはり一番心に残っているのは、街で盛り上がる人々の姿かもしれません。

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人気のセラロン階段。あつまる観光客の人々を見るのも楽しかった!
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車でも、なかなか迫力のローカルな場所を通りました笑

なんと地下鉄にも乗車!至る所に仮装集団、大騒ぎ!

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街中の写真もたくさん撮ったのですが、男女ともにちょっと仮装&露出が激しすぎてはっきり映った写真を載せるのは憚られるくらい…とにかくみんなとても楽しそうでした(笑)

ブラジルは正直なところやはり治安はかなり悪く、私が住むサンパウロでも、夫の会社から地下鉄やバス利用は止められています。さらにリオ、特にカーニバルの時期は集まる人々を狙って普段以上に犯罪が増え、周りからも散々「気を付けろ」と注意されたため結構緊張しながら現地を訪れました。

しかし今回リオを案内してくださったのは、ブラジル在住歴が60年近いという超ベテランガイドさん。おかげで観光地はもちろんですが、食事は地元の人であふれるローカルなお店で楽しみ、交通手段も途中からは徒歩&なんと地下鉄にまで乗ることができました。

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カーニバル期間中は「ブロッコ」が町の色々な場所に出現し通行止めになるため、途中からはバス移動を諦めることなり地下鉄へに。

最初はこんな機会はなかなかないとワクワクしていましたが、電車内にひしめく仮装した若者たちの姿に圧倒される私たち…車内でも普通にお酒を飲んで電子タバコまで吸っている…大声で歌って、まるでクラブのような雰囲気でした。

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一方で、普通の格好をしてやれやれと大騒ぎを眺めている方々もいて、娘はそんな中の一人に席を譲ってもらいました。そして降りる駅が近づき席を立った瞬間、仮装した人たちがジャポネス~と次々と道をあけてくれました。

先ほどから何か私たちの話をしているとは気づいており心配していたのですが、そんな必要はなく、仮装集団の一人が英語で話しかけてくれ、さらに降りた後は車内の人たちがみんな一斉にこちらに向かって手を振ってくれました。

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街を歩いていても、様々な肌・髪・目の色、顔立ちの人がいます。

これまでも何度も感じてきましたが、他民族国家で社交的な人柄の方が多いブラジルは基本的に外国人にも優しく、中でも子どもたちのことを本当に可愛がってくれます。

コパカバーナビーチ満喫!楽しく過ごすポイント

様々な人種・商売があふれるビーチの光景が面白い

別記事で書いたカーニバルと同じくらい心に残っているのが、翌日1日のんびりしたコパカバーナビーチです。

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同じく歌でも有名なイパネマ海岸とは隣り合っており、今回はコパカバーナビーチ沿いに宿泊しました。

ツアー会社の方から、ビーチで声をかけてくるパラソルとデッキチェアを貸してくれる業者さんがいますので有料ですが是非活用してくださいと言われていたのですが、冷えた飲み物などを持ってきてくれるだけでなく、荷物が盗られたり大波で濡れたりしないように気にかけてくれるなどホスピタリティ抜群で、おかげでゆっくり楽しむことができました。

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様々な国の人がひしめくビーチには、それ以外にも多種多様な商売をする人々が練り歩き、ただ座って眺めているだけでも一日飽きませんでした。

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アイスや飲み物はもちろん、手で運べる七輪みたいなものを持ってその場でエビやイカを焼いてくれる人、たくさんのとうもろこしが蒸されているワゴンを引く人、なぜか綿あめ、水着や雑貨、そして自分が作ったおしゃれなワンピースを販売している女性も見かけました。

棒に商品を掲げている人が多く不思議に思っていたら、潮が満ちてきてたまに砂浜の奥の方まで波が来ると、みんな自分の商売道具を一斉に頭上に掲げて濡れないように避けており、なるほどと思いました。

まさに一期一会!ビーチマッサージでの出会い

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一番忘れられないのがビーチでのマッサージ!全身マッサージを受けている方も見かけましたが、そこまでは脱げない私はリフレクソロジーをお願いしました。

担当してくれたのはアンゴラ出身だという女性。私の拙いポルトガル語と、お互い流暢ではない英語での会話でしたが、リオでマッサージの勉強をして今はビーチで仕事しているけれどいつかサロンを持ちたいという話や、ブラジル人は亭主関白な人が多いけど日本人はどう?あなたの夫は?など小一時間色々と話をしました。

アンゴラ出身の女性と日本から海外転勤でブラジルに来た私がコパカバーナビーチで出会い話をするというまさに一期一会!おそらく二度と会えないと思いますが、でも別れ際 Instagram を交換し繋がることができ、今の時代ならではだなぁと感じ、想い出に残っています。

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波が来てそこに飛び込んで波と砂にまみれる世界中の子ども達。私も一緒にやってみたら楽しくて、年甲斐もなくかなり日焼けしてしまいました(笑)

治安について感じたこと

安全に楽しみため、行動範囲や時間帯を選ぶ必要あり

最後に治安について。前述の通り油断はできないブラジルですが、日中の人が多い時間帯であれば、有名な観光地やコパカバーナ周辺は不穏な空気はなく安心して楽しく過ごすことができました。

ビーチに関しては、海岸線で海側に地形が落ち込んでいる道から死角になっている所はような場所は避け、道路からの見通しが良く周りに人が沢山いる所であれば全く心配ないと言われました。

ただやはりビーチや繁華街などで携帯や財布などを取られたという話は枚挙にいとまがありません。最近リオを訪れた友人家族は、夜の時間帯に歩いていたら、ビーチで警官に銃を突き付けられ連行されている人を見たとのこと。

私たちが地下鉄や街中を安全に歩けたのもベテランガイドさんのおかげによるところが大きく、平和に過ごすためには行動範囲や時間帯を選ぶ必要があると思います。

著者プロフィール

ライター 佐々木 はる菜
ライター 佐々木 はる菜
現在は夫の海外転勤に同行し、小学生の兄妹と共に家族でブラジル在住。集英社「LEEweb」や企業HPでのコラム連載、時事通信社「時事ドットコム」での特集記事など、女性目線・ママ目線に強いライターとして国内外のトレンドや社会的な取り組みなどを幅広く執筆。丁寧な取材に基づく等身大の体験記事、インタビュー記事、実体験をもとにしたコラムに定評がある。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」についての発信がライフワーク。著書にkindle「今こそ!フリーランスママ入門」。

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