「ジャングリア沖縄」家族旅行レポ公開!諦めかけた取材を支えてくれた家族の存在

一度は諦めかけた取材が、ようやく形に!

noteでは、公開となった記事の背景を

2025年7月25日、沖縄に誕生した新しいテーマパーク「ジャングリア沖縄」。オープン8月中旬に家族4人で遊びに行ってきました。
メディアでも注目を集めているからこそなるべく早いタイミングでと帰京後2日で書き上げたレポート記事。本日LEEwebの連載で公開となりました!

LEEwebで人気記事ランキング入りした画像
ありがたいことに、LEEでランキング入りも!!

実は今回の取材、途中であきらめかけた瞬間がありました。
パークについてはLEEの記事で自分なりにベストを尽くして書いたつもりなので、noteでは今回の取材の裏話……というほどではないですが、記事公開までの背景についてつらつらと書いてみたいと思います。

ジャングリア沖縄への興味と思い入れの出発点とは

森岡さんへの興味から、今年4月に早々と予約

実は私たちが予約を決めたのは、まだ詳細情報がほとんど公開されていなかった今年4月のこと。当時、唯一のチケット入手ルートは提携旅行会社を通じてのみ。普通なら二の足を踏む状況でしたが、そんな早い段階で決断に至ったのは、このパークを手がけたのがP&Gでの実績やUSJ大ヒットの立役者として知られる森岡毅さんだったから。

LEEの記事でも触れていますが、森岡さんの著書などを勧めてくれた夫の影響もあり、ご著書やインタビュー動画などを通して知った「日本の未来につながるようなパークを創りたい」という10年以上にわたる構想と情熱に、大きく心を動かされました。

限られた、日本での「家族時間」をどう過ごす?

ブエノスアイレスの街の様子
楽しかったブエノスアイレス生活ですが、子どもたちの進学の関係で母子は先に本帰国し、今は家族はなればなれ。

その夫は現在、海外赴任中。しかも現在住んでいるのは南米のアルゼンチン・ブエノスアイレスという日本から一番遠い都市のひとつ。
去年まで私と子どもたちもそこに住んでいたわけですが、そんな遠さもあり、「一時帰国」というのは本当に本当に限られた貴重な家族時間。我が家にとって、どんなふうに過ごすかは重要な問題です。

その時間をジャングリアに使うのであれば、最大限準備をして楽しみたい!と、スムーズに過ごせるよう準備に力を注ぎました。

ジャングリアの入り口

通常より15分早く入園できる「アーリーパークイン」の利用。
プレミアムパスの確保。
レストランの特別席だけでなく、駐車場も事前に予約。

ジャングリアの「PANORAMA DINING(パノラマ ダイニング)」
私のiPhoneで撮影しましたが、CMと同じような写真が撮れました!自画自賛し過ぎ…?

さらに、オープンしてからの口コミやニュースは欠かさずチェックし、パークの状況や、入場やアトラクション体験に必須の「体験同意」を行う専用アプリの使い方など、園内での過ごし方についても可能な限り情報を集めました。

せっかくならば、記事としても発信したい

一方で取材に関しても、春頃から企画提案やご相談をしていました。
出発点は私たちの個人的な興味ですが、日本に新しくできるテーマパークへせっかく開業直後に行くのであれば、これまでも大切にしてきたリアルな視点を大切に、是非レポートしたい!と考えました。

ただ大切な家族時間を使って挑戦することに全く不安がなかったかというと嘘になります。
そして結果的に、その心配は一部的中してしまいました。

新しいテーマパークの開業前後というのは想像を絶する忙しさと大変さと共にあることは想像に難くありません。そんな時期だったからこそ、取材までの道のりは決して全てがスムーズだったわけではありません。

難航した取材準備と、変化を作ってくれた家族の応援

1か月を切った時期に、取材が困難な状況に

あまり詳しく書くことはできないのですが、一番大変だったのが、取材まで1か月と時期が迫った頃、このままでは取材として成立しないのではという事態になったこと。

現在連載中の「LEE」は私にとって大切な場所です。
企画を通していただいた以上、読者の方々に対しても責任ある記事をお届けするために妥協できないポイントがありました。
しかも今回は、大切な一時帰国中の家族との時間も巻き込んでしまっている。

自分にできることは全てやったつもりでも動かない状況。
「取材ができなかったらLEEにも申し訳ない上に、自分の仕事のことで家族を振り回してしまった」と、ライターとしても母としても不甲斐ない自分を責め、「取材と家族旅行は分けて考えるべきだったのでは」と、ひとり悶々とする日々が続いていました。

「旅行自体をやめてもいいよ」変化のきっかけとなった夫の言葉

変化のきっかけをくれたのは、ずっとこの取材を応援してくれていた夫でした。
もともとは別件で移動中に電話していたのですが、話の流れでジャングリア取材のことを口にすると、これまで胸に抱えていた不安や葛藤が一気にあふれ出してしまいました。

「はる菜がそこまでしてもうまくいかないなら、旅行自体キャンセルしてもいいよ」

そのひとことを聞いた瞬間、言葉が出ませんでした。
賑やかなお昼時の街のざわめきがすっと遠のき、代わりに背筋が伸びるような静けさが自分の中に広がっていく感覚。

これまで自分なりに精一杯考え準備を重ねてきたこと。
大切な家族旅行でもあること。
せっかくの家族旅行でもあること。
もちろん、できればキャンセルはしたくない。
けれど、取材として成立せず、家族旅行としても中途半端になってしまうくらいなら、ここで区切りをつけた方がいいのかもしれない。

夫の言葉で改めて気づいたのは、仕事でも家族の時間でも、自分が本当に大切にしたい軸をぶらさずに進めなければ、結局どちらも大切にできない、ということでした。

投げやりや怒りではなく、むしろ不思議なくらい清々しい気持ち。
ただ、今回は私が家族旅行を「仕事」にしたせいで家族を巻き込んでいるため、夫だけではなく子どもたちにもきちんと状況を伝えた上で、「これでダメなら旅行自体をやめる」と覚悟を決め、最後にもう一度動いてみました。

その後、状況は大きく好転。取材の継続が可能となり、今度は驚くほどスムーズに物事が進んでいったのです。

そんな経緯もあったため、こうして形にできたことがなおさら嬉しく、応援してくれた家族を含め、関わりお世話になった皆様に心から感謝しています。

仕事としても家族の思い出としても、かけがえのないものになった今回の記事

今回の記事の軸となった、スタッフの「全力のおもてなし」への感動

そんな思いを持っている私ですが、 オープン以来メディアでもさまざまな意見が飛び交っているジャングリアだからこそ、今回の記事を出すことに緊張もありました。

正直に例を挙げると、例えばだいぶ慣れてきたけれど胸がちょっとチクっとすることも多いヤフコメとか…

ジャングリアのスタッフの様子

でも。
記事にもある通り、スタッフの皆さまのホスピタリティは際立っており、心から感動しました。

真夏のジャングリア沖縄での1日はやっぱりかなりハード。
我が家は体力がある方で、テーマパークに行けば基本的にオープンから閉園までいるし、昨年までの南米生活中もかなりハードな旅行をしていました。
それでもこの日は、沖縄の陽射しのもと、暑さや疲れでちょっとめげそうになる瞬間が何度かありました。
それらの経験を踏まえ、今回の記事内でも、おすすめの服装やスケジュールなどについても触れています。

ジャングリア内のフード

そんな酷暑の中でも、すれ違えば必ず笑顔で挨拶をしてくださり、並んでいる時に何気なく会話を交わす中にも「今日、暑い中ジャングリアへ来てくださったことへの感謝」を伝えて下さるスタッフの方々。
演技やパフォーマンス、ハーネスの着脱など体力を使う場面も多いはずなのに、その姿勢が崩れることはなく、夜、パークをあとにする最後の最後まで温かな交流がありました。

ジャングリアで見送ってくれたスタッフの様子

アトラクションや食事はもちろんですが、語弊を恐れずに言えば、今回一番心に残ったのはジャングリアで働く皆さんとの触れ合い。その仕事ぶりに、心からの拍手を送ると共に、微力ながら私たちの感動を伝えることで、今後も応援したい!
そんなふうに思ったからこそ、旅行荷物の片付けもそこそこに、頼まれてもいない徹夜をしてまで記事を一気に書きあげました。

ジャングリアに向かって手を振る子どもたちの様子
パークでも帰りの車の中でも、「スタッフさんありがとう!」と手を振っていた子どもたち

振り返るとこの夏はほとんど東京におらず国内外を飛び回っていましたが、「ジャングリア沖縄」は勝手ながら今年前半ずっと考え準備してきた忘れられない出来事。しかも家族と共に過ごしたのでなおさらです。

家族と共に作ってきた、私のキャリア

結婚・出産後にライターとなった私は、妻・母としてもライターとしても、家族と共に成長を重ねてきたようなところがあります。
これまでも子どもたちを連れての取材は数多く体験してきましたが、今回の様に時に壁にぶつかり涙することも多数。

夫も子どもたちも私の仕事を応援してくれていることは何より励みになっており、かっこ悪くても目の前の仕事に真剣に向き合う姿を見守ってもらっていることへの感謝と共に、私のキャリアは家族と共に作ってきたんだなと改めて思い至った記事にもなりました。

著者プロフィール

ライター 佐々木 はる菜
ライター 佐々木 はる菜
株式会社リクルート等を経て、結婚・出産を機にライターへ。現在は集英社の人気女性誌のwebサイト『LEEweb』でのコラム連載や日本有数のニュースサイト時事通信社「時事ドットコム」 での特集記事など、女性目線・ママ目線に強いライターとして暮らしや子育て、旅、国内外のトレンドから社会的な取り組みまで幅広く執筆。丁寧なリサーチ・取材に基づいた等身大の体験記事、インタビュー記事、実体験をもとにしたコラムに定評があり、企業サイトでのコラムやPR記事、編集業務などにも携わる。著書にkindle「今こそ!フリーランスママ入門」。夫の海外転勤に同行し2022年より家族でブラジル・サンパウロ、その後アルゼンチン・ブエノスアイレスで生活。

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ライター 佐々木はる菜
取材・インタビュー記事、コラム・エッセイ、書籍編集、企業広報やSNSの中の人、Webライター、HPのライティング…女性目線・ママ目線に強いライターをお探しの方、お気軽にお問合せください。素敵な出会いをお待ちしております!

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