スタバのカスタマイズみたいな点滴2連続!/ブラジル病院体験レポ
もくじ
24時間営業&保険で無料!日本と色々違う病院事情
食あたりからの40度発熱
先日、おそらく食あたり、そしてその翌日は40度の発熱で、連日点滴を受ける騒ぎになってしまいました。
皆さんのおかげですっかり回復したのですが、その際に体験したブラジルの病院事情が興味深かったため、レポートしたいと思います
深夜、早朝…24時間いつでも受診
街にある大きな病院は24時間営業。日本の様に救急や夜間の特別な外来ということではなく、いつでも診察を受けることができます。
初日に私が訪れたのは19時過ぎでしたが、ロビーは患者さんでいっぱい!
診察と処置を終えた23時頃や、その後検査に訪れた朝6時過ぎなどはさすがに空いていましたが、常に患者さんが診察や処置を受けていました。
保険会社の保険に入って毎月定額の保険料を払っていれば、基本的に無料というのも、日本とは違うシステムだと印象的でした。
受付のあとに、受付的なお医者さん
入口の番号札を受け取りまず受付を済ますと、その後順番にお医者さんが2,3人態勢で待機している部屋に通されます(写真の右奥の部屋)。
そこでまず症状を伝え、体温や血圧などを測ってもらい、症状に合わせてどの科に行くか指示され、必要な診察や処置を受けます。
病院も明るい雰囲気が印象的
白衣の下はカラフル!看護師さんは優しく賑やか
体調の悪さにうなされながらも印象的だったのが、お医者さんも看護師さんたちもみんなおしゃれだったこと。
白衣の下は鮮やかな色のシャツだったり、真っ赤なズボンを穿いていたり、かっこいいピンヒールを履きカツカツ歩いてる女医さんがいたり…髪型も様々で素敵な髭を生やしている男性医師も。
そして看護師さんたちは常に賑やかにおしゃべりしながら仕事をしていました。
初日、吐き気と腹痛にうなされている時は、しゃべってないで早くなんとかして…と思わなかったといえば嘘になりますが、目をつぶっているとどこかのカフェにいるのではというくらいの雰囲気。
また今回、私は結局3日連続で病院に行ったのですが、昨日もいたよね、どうしたの?大丈夫?といった具合にわざわざ話しかけに来てくださる看護師さんが何人もいました。
そのまま、同伴してくださった通訳サポートの方と話が盛り上がり、携帯の番号を交換していた看護師さんも(笑) 距離が近いなぁと感じました。
点滴に、内容と担当看護師の名前を直筆サイン。スタバみたい…
日本では、出産時以外は入院も点滴もしたことがない私ですが、今回は二日連続で点滴。その際、点滴を作ってくれた看護師さんが、手書きで中に入っている薬と自分の名前をサインしていました。
それがちょっとおしゃれで、朦朧としながらも「なんか…スタバみたい…」と印象的で、よろよろ写真を撮ってしまった私。
健診方法も病気への対処法も日本とちょっと違う!
熱が出たらとにかく冷やす?!
日本を始めアジアは「基本的には体を冷やさないほうが良い」と考え、熱がある時も頭や腋などは冷やしても、体は温めて汗をかいた方が良いとする方が多いのではないでしょうか。
しかしブラジルでは熱がある時はなるべく薄着にし、お子さんなどの熱が高すぎる時は、病院でぬるいお風呂に入れることもあるのだとか。
私も高熱でガタガタしている時に、なるべく薄着になれと言われ、ちょっとそれは無理…となりました(笑)
また野菜や果物が豊富なせいか、熱がある時はスイカ、貧血の時は赤かぶやアサイー、おなかが悪い時は人参…などみんな症状に応じて色々なジュースを飲むのだとか!
これは勧められた通りにフレッシュジュースを飲みましたが、普段以上に美味しく感じました。
健診の病院にはランニングマシーン!胃カメラは麻酔で意識なし
元気な時に受けた健康診断も印象的!
日本よりも時間をかけ、半日以上かけて検査を行います。
例えば心電図を取る際は、ランニングマシーンに乗せられ様々な速度で合計20分くらい走りながら測定。肺活量を測ったり、様々な場所のエコーがあったり…胃カメラの際は麻酔をかけられ、寝ているうちに全てが終了するなど、日本にいる時は受けたことのないスタイルで面白かった!
でも体重測定などはすっごく適当で、そんなところもブラジルらしいと感じました。
そういえば、点滴の時に隣で具合悪そうにしていた女性は、原因が数週間前に受けた脂肪吸引だと話していて、それもなんだかびっくり…
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実際に異国の地で体調を大きく崩したときは本当に不安でいっぱいになりましたが、周りの方、そして病院で多くの方に助けていただき、元気になってこんな記事も書けるまでなり、本当にありがたく思っています。
ところ変われば病院事情も健康に対する考えも変わるんだなということを実感できた出来事となりました。
4月から異動するアルゼンチンは、また色々違うのかな?!とはいえ、なるべく健康に過ごしたいものです…(笑)